ウェビナーで使うツールはどれがいい?選び方やおすすめ8選
ZOOMやスカイプなど、オンラインでのミーティングの機会が増え、使用している人も増えています。しかし、いざウェビナーを行うにあたって、通常のZOOMのような機能では進行できないのか疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、ウェビナーの主な特徴・選び方・おすすめのツール9選をご紹介しますので、ぜひツール選びの参考にしてみてください。
ウェビナーツールで何ができる?
ウェビナーで使うツールが通常のZOOMでミーティングを行う時と大きく違う点は、主催者主導で配信を進められるかどうかです。
例えば通常のZOOMミーティングの場合は、最大49人まで画面表示した状態で、主催者も参加者も同時配信で会話し、画面共有なども行うことができます。しかし、大人数を招いて行うウェビナーの場合、参加者の個人情報を守る観点からも画面表示や音声、共有機能などは主催者だけで良いですね。つまり、このような参加者の情報を守りつつ、主催者の進行で配信を行うことができるものがウェビナーツールの特徴と言えます。
さらにツールによって最大人数も異なり、ウェビナーに応じて調整し、最大10,000の参加者を招待することも可能です。
ウェビナーに合わせたツールの選び方
ウェビナーで使うツールを選ぶ際は以下のようなポイントを確認してみてください。
- 参加者の最大人数
- 操作方法やトラブルに対するサポート体制
- 配信の記録
- 使いやすさ
まず、ウェビナーの規模に合わせた参加可能な最大人数を確認しておきましょう。ツールによってウェビナーの開催にあたってのサポートがあるものもあります。ツールの扱いやウェビナー開催自体に慣れていない人は要チェックです。また、配信した内容は記録できるかどうかも確認しましょう。ウェビナーを欠席した人への記録としても使えますし、ウェビナーがどのようなものかPRするものとして動画を活用することもできます。
そして欠かせないのが使いやすさです。これは、アカウントを登録する必要があるかどうかや、URLの発行により1クリックで参加ができるなど、参加者の使いやすさも考えてチェックしてください。
ウェビナーツールおすすめ8選
ここからは、おすすめのウェビナーツール8つを、特徴と併せて料金体系・基本機能・連携機能などと併せてご紹介します。
①ZOOM
ZOOMは言わずと知れたウェブ配信ツールで、ZOOM Blogによると、世界で1日辺りのミーティング参加者数が3億人(2020年4月時点)に上っています。
ZOOMには、ZOOMミーティングとZOOMウェビナーがあり、ウェビナーは有料プランに追加してオプション追加することで利用できます。ウェビナー機能を追加すると、参加者が画面や音声表示されない視聴だけの参加ができるようになります。他にも、Q&A機能という機能が追加されるのでチャットで見逃すことなく質疑応答を行えます。さらに、ライセンスを購入することで大規模なウェビナー開催にも対応でき、最大人数10,000人まで対応可能です。
料金体系(Video Webinar) |
・出席者 500名:10,700円/月 ・出席者 1,000名:45,700円/月 ・出席者 3,000名:133,100円/月 ・出席者 5,000名:334,700円/月 ・出席者10,000名:872,300円/月 |
基本機能 |
●機能 ・リアルタイム配信 ・画面共有 ・レコーディング機能 ・Q&A機能 ・FacebookやYouTubeとカスタムライブ配信可能 ●参加者の参加方法 ・URLのリンクをクリック ・アカウント発行無しでも参加可能 |
他ツールとの連携 |
Slack、Salesforce、Hubspotなど |
②Cocripo
Cocripoは、最初から最後まで配信や予約者管理を一貫して行えて、操作も簡単なのが特徴の国産ウェビナーツールです。ライブ配信はもちろん、配信後の履歴やアンケート結果の分析も簡単に行うことができます。サポートも充実しており、ウェビナー開催のやり方を説明している無料ウェビナーも行っています。また、不正アクセス対策などセキュリティ対策もしっかり行われているので安心です。
料金体系 |
・ビジネスプラン:30,000円(税抜)/月(参加人数100名/最大10時間) ・エンタープライズプラン:70,000円(税抜)/月(参加人数300名/最大20時間) ※追加時間単価:3,000円/1時間 ※無料トライアル1ヶ月あり |
基本機能 |
●機能 ・リアルタイム配信 ・画面共有 ・レコーディング機能 ・アンケート機能 ・参加履歴やアンケート結果の確認 ●参加者の参加方法 ・URLのリンクをクリック ・アカウント発行無しでも参加可能 |
他ツールとの連携 |
- |
③V-Cube
V-Cubeは、最大26,000で同時接続が可能なウェビナーツールです。オンラインセミナーやイベントをいくつも開催していて、ウェビナーの活用術からセールス・マーケティングの先駆者による講談などを無料で視聴できます。さらにインストール不要、参加者はURLからラクに参加、サポート充実などのメリットも備わっています。抜群の接続安定性を保ってくれるので、大規模なウェビナー開催も安心です。
料金体系 |
要問合せ |
基本機能 |
●機能 ・リアルタイム配信 ・画面共有 ・録画配信 ・レコーディング機能 ・アンケート機能 ・視聴ログ機能 ・資料の配布・ダウンロード ●参加者の参加方法 ・URLのリンクをクリック ・アカウント発行無しでも参加可能 |
他ツールとの連携 |
- |
④Webex by Cisco
Webexは、無料プランもありCRMやMAとの連携にも特化したウェビナーツールです。Webexを提供しているCiscoは、通信サービスやソフトウェア開発なども行っているので機能やセキュリティなども整っています。機能、サポート、セキュリティ対策などが整って割とリーズナブルな価格で始められるのが魅力です。
料金体系 |
・無料プラン:0円(最大100名/制限50分) ・スタータープラン:1,490円/月(最大150名/制限24時間) ・ビジネスプラン:2,980円/月(最大150名/制限24時間) ・エンタープライズプラン:要問合せ(参加人数カスタマイズ可能/制限24時間) |
基本機能 |
●機能 ・リアルタイム配信 ・レコーディング機能 ・アンケート機能 ・リアルタイム翻訳 ・AI による文字起こし ・カレンダー連携 ●参加者の参加方法 ・URLのリンクをクリック ・アカウント発行無しでも参加可能 |
他ツールとの連携 |
Slack、Salesforceなど |
⑤Fresh Voice
Fresh Voiceは安定した配信環境で、強固なセキュリティ対策が整ったウェビナーツールです。公共機関も多く導入しており、2003年のリリース以降一度も乗っ取りや改ざんなどの被害にあっていないという徹底ぶりです。オンプレミス型の導入可能となっているのでさらにセキュリティを高めることができます。また、サポ-ト体制も手厚く、遠隔操作でリモートメンテナンスも行ってくれます。最大250拠点まで接続し配信ができるので、小規模から大規模な会議まで幅広く対応可能です。
料金体系 |
●ASP(クラウド)型 ・リミット10従量課金プラン(10時間/月): 16,500円(同時接続台数 2~5台)/33,000円(6~10台) ・リミット20従量課金プラン(20時間/月): 27,500円(2~5台)/ 55,000円(6~10台) ・フラット定額プラン(時間無制限): 19,800円(2台)/29,700円(3台)/39,600円(4台)/49,500円(5台)/57,200円(6台)/64,900円(7台)/72,600円(8台)/80,300円(9台)/88,000円(10台) ●ASP型で11拠点以上、オンプレミス(サーバー)型など他プラン料金は無料見積もり ※無料トライアルあり |
基本機能 |
●機能 ・複数拠点同時発言可能 ・ドキュメント、デスクトップ共有機能 ・録画、録音機能 ・電話帳機能 ・機能のカスタマイズが可能など ●参加者の参加方法 ・全拠点ワンクリック接続可能 |
他ツールとの連携 |
- |
⑥ネクプロ
ネクプロはオンライン配信だけでなく、顧客管理からランディングページの設置、セミナーやイベントの管理がまとめて行えるウェビナーツールです。さらに機能も豊富で、アンケート機能や、Web視聴履歴・アンケートの分析機能などセミナーの改善に役立てることができます。数千人から数万人の規模のウェビナー開催に対応可能です。
料金体系 |
要お問合せ |
基本機能 |
●機能 ・リアルタイム配信 ・リード管理 ・ランディングページ/Webフォーム ・セミナー/イベント管理 ・クローズドオウンドメディア ・アンケート/アンケート分析など ●参加者の参加方法 - |
他ツールとの連携 |
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⑦GigaCast
GigaCastは、低帯域でも資料の文字がはっきり見えて安定した配信が特徴のウェビナーツールです。チャットの荒らし対策のための機能で、書き込みの伏字や強制退出などの操作もできるのでトラブルを防いで配信することができます。プリペイド制のプランがあり月に1回や、週1開催で無駄なコストを省いて必要な分だけ開催できるプランがあるのも魅力です。
料金体系 |
●プリペイド制 ・28,000円~(最大500人) ※1セミナー ●月額固定(ポイント発行方式) ・9,800円~(最大500人) ●月額固定(時間帯指定プラン) ・月額48,000円~+初期費用98,000円(最大500人) ●従量課金 ・要お問合せ(最大10,000人) ※1社1回無料テスト配信可能 |
基本機能 |
●機能 ・3タイプのセミナーを開催可能 ・告知Webページ/申し込みページ作成可能 ・メール配信機能 ・アンケート機能 ・出欠確認機能 ・録画機能/録画の簡易編集機能など ●参加者の参加方法 ・URLのリンクをクリック ・アカウント発行無しでも参加可能 |
他ツールとの連携 |
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⑧Adobe Connect
Adobe Connectは、多機能でカスタマイズ性に優れたAdobe社が提供するウェビナーツールです。配信画面のストーリーボードを作成してレイアウトしたり、ブランディングのための背景カスタマイズなども柔軟に行えたりするので視覚的にそれぞれのセミナーに合わせた配信が可能です。Webセミナープランの場合、参加者は100人~最大で1,000人参加することができ、小規模から大規模のセミナーに対応できます。さらにセキュリティ対策も優れていて、企業情報をしっかりと守ってくれます。
料金体系 |
●Adobe connect会議: 5,676/月(最大参加人数:25人) ●Adobe Connect Webセミナー: 14,758/月(最大参加者数:100人) 53,354/月(最大参加者数:500人) 65,842/月(最大参加者数:1,000人) ●Adobe Connectラーニング: 42,002/月(最大参加者数:200人) ※30日間無料トライアルあり |
基本機能 |
●機能 ・リアルタイム配信 ・レイアウト機能 ・描画と注釈機能 ・小会議室機能 ・トピックチャット機能 ・録画機能 ・分析機能など ●参加者の参加方法 ・URLのリンクをクリック |
他ツールとの連携 |
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ウェビナーツールで快適な配信を!
1回のみ単発で配信するのに適したプランや、最大参加人数によって月額料金が変わるプランを持ったツールなどをご紹介しました。それぞれのツールに配信面での大きな差はありませんが、細かい機能やセキュリティ性能などサポ-トに違いがあります。
どのようなウェビナーを開催したいかによって、ぜひ最適なツールを選んでください。
<参考・引用サイト>
・ZOOMホームページ
https://zoom.us/pricing/webinar
・Cocripoホームページ
https://promote.cocripo.co.jp/?hd_price#price
・V-Cubeホームページ
https://jp.vcube.com/eventdx/seminar
・Webex by Ciscoホームページ
https://www.webex.com/ja/video-conferencing.html
・Fresh Voiceホームページhttps://www.freshvoice.net/knowledge/comparison/7486/#FreshVoiceZOOM
・ネクプロホームページ
https://nex-pro.com/
・Adobe connectホームページhttps://www.adobe.com/jp/products/adobeconnect/features.html
・LOGOSWARE GigaCasホームページhttps://powerlive.logosware.com/hikaku/hikaku02/