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デジタルインセンティブとは?種類、効果、設計から事例まで徹底解説

デジタルインセンティブのイメージ


目次[非表示]

  1. 1.デジタルインセンティブとは?主流なものは?
  2. 2.デジタルインセンティブの効果
  3. 3.デジタルインセンティブのメリット・デメリット
  4. 4.効果的なデジタルインセンティブの設計
  5. 5.デジタルインセンティブの成功事例
  6. 6.おすすめのデジタルインセンティブサービス
  7. 7.まとめ

顧客満足度向上や売上拡大などに貢献する強力なツールとして注目を集めている「デジタルインセンティブ」。

本記事では、デジタルインセンティブの基本概念から、種類、効果、効果的な設計方法、さらに成功事例までを徹底解説します。

デジタルインセンティブの導入を検討している方、効果的な運用方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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デジタルインセンティブとは?主流なものは?

デジタルインセンティブとは、顧客や従業員に対して提供する、ポイントやクーポン、ギフトコードなどのデジタル形式のインセンティブです。従来の紙のギフト券や実際の商品とは異なり、インターネットを通じて簡単に配布・管理することができ、幅広い用途で活用されています。


デジタルインセンティブの基本概念

デジタルインセンティブは、企業と顧客・従業員との関係構築や、モチベーション向上、購買促進など、さまざまな目的で利用されます。主な目的は以下の通りです。

顧客エンゲージメントの向上:顧客の購買行動の促進や、ブランドへのロイヤリティを高めるため

従業員のモチベーション向上:従業員の業績向上や目標達成のため

販売促進:キャンペーンやイベントの参加促進、新規顧客獲得など


これまでのインセンティブとの違い

デジタルインセンティブは、従来のインセンティブに比べて以下のような利点があります。顧客エンゲージメントの向上、従業員のモチベーション向上、販売促進など、さまざまな目的で活用できます。

  • 利便性

デジタルインセンティブは、インターネットを通じて簡単に配布・管理できるため、従来のインセンティブよりも効率的で手間がかかりません。

  • 柔軟性

デジタルインセンティブは、ポイントやクーポンなど、さまざまな形式で提供することができ、顧客や従業員のニーズに合わせて柔軟に設計できます。

  • データ分析

デジタルインセンティブは、利用状況をデータとして収集・分析することができ、効果測定や改善に役立てることができます。


デジタルインセンティブの種類

デジタルインセンティブには、さまざまな種類があります。

代表的な種類とその特徴は以下の通りです。

ポイントシステム

ポイントシステムは、顧客の購買金額や行動に応じてポイントを付与するデジタルインセンティブです。貯まったポイントは、商品やサービスと交換したり、割引券として利用したりすることができます。ポイントシステムは顧客の購買意欲を高め、リピート率向上に効果が期待できます。

デジタルクーポン

デジタルクーポンは、商品やサービスの割引券や無料クーポンです。スマートフォンやパソコンで簡単に利用することができ、顧客の購買行動を促進する効果があります。デジタルクーポンは、キャンペーンやイベントの参加促進にも効果的に利用できます。

デジタルコード

デジタルコードは、オンラインストアで利用できるギフトコードです。顧客へのプレゼントや特典として利用されます。デジタルコードは、顧客の満足度向上や、新規顧客獲得に効果があります。

ゲーミフィケーション要素

ゲーミフィケーション要素とは、ゲームの要素を取り入れたデジタルインセンティブです。ポイントやバッジ、ランキングなど、顧客や従業員のモチベーションを高める効果があります。ゲーミフィケーション要素は、顧客エンゲージメント向上や、従業員の業績向上に効果があります。


デジタルインセンティブの効果

デジタルインセンティブは、顧客や従業員に対してさまざまな効果をもたらします。ここでは、代表的な3つの効果について詳しく解説します。


カスタマーエンゲージメントの向上

顧客エンゲージメントとは、顧客が企業に対して抱く関心や愛着の度合いを示す指標です。デジタルインセンティブを利用することで、カスタマーエンゲージメントを高めることができます。

例えば、ポイントプログラムに参加することで顧客は獲得したポイントを次の購入に活用しようと考え、それが頻繁なサイト訪問やアプリ利用へと繋がります。

このようにデジタルインセンティブは顧客の行動を促し、ブランドとの相互作用を増やすきっかけを提供します。また、SNSでのシェアやレビュー投稿など、ブランドのオンラインコミュニティ内での積極的な参加を促す効果も期待できます。


ブランド忠誠心の形成

ブランド忠誠心とは、顧客が特定のブランドに対して抱く強い信頼感や愛着の度合いを示す指標です。デジタルインセンティブは、顧客との長期的な関係構築に役立ち、ブランド忠誠心の形成に貢献します。

例えば、継続的にサービスを利用することで特別な割引や特典が得られるといったプログラムは、顧客が他の競合へ移行するのを防ぎつつ、長期的な関係を構築する手助けとなります。また、口コミによる新規顧客の獲得にも繋がり、ブランドの評判と信頼性を高める効果を持っています。


売上とリピート率の増加

デジタルインセンティブは、顧客の購買意欲を高め、売上とリピート率の増加に貢献します。

限定的なプロモーションやクーポンの提供は、顧客に購買の決断を促し、一時的な売上の増加をもたらします。さらに、ポイント制度や会員ランク制度などによって顧客のリピート購入を促し、継続的な売上増加に繋げることが可能です。リピート顧客は新規顧客を獲得するよりもコストが低く、利益に大きな影響を与えるため、デジタルインセンティブは非常に効果的な手段と言えるでしょう。


デジタルインセンティブのメリット・デメリット

デジタルインセンティブとは、従来の物理的なギフト券や商品と異なり、電子データで提供されるインセンティブです。ポイントやギフトコード、電子書籍など、様々な形態があります。近年、その利便性から、ビジネスシーンでの活用が急速に広まっています。


デジタルインセンティブのメリット

デジタルインセンティブのメリットは以下の通りです。

1.迅速かつ簡単に配布できる

デジタルインセンティブは、インターネット経由で即座に相手に送ることができます。郵送で送る必要がないため、時間とコストを大幅に削減できます。

2.在庫管理や配送コストの削減

デジタルインセンティブは、物理的な商品ではないため、在庫管理や配送コストが不要です。これは、企業にとって大きなコスト削減につながります。

3.多様なインセンティブを提供できる

デジタルインセンティブは、ポイントやギフトコード、電子書籍など、さまざまな形態で提供することができます。企業は、顧客のニーズやシーンに合わせて、最適なインセンティブを選ぶことができます。

4.環境への配慮

デジタルインセンティブは、梱包の際の紙やプラスチックなどの資源を使わず、環境への負荷が少ないインセンティブとして注目されています。

5.顧客エンゲージメントの向上

顧客へのプレゼントやキャンペーン景品としてデジタルインセンティブを活用することで、顧客満足度やエンゲージメントの向上に繋げることができます。

6.個人情報がなくても配布できる

デジタルインセンティブはメールやSNSで送ることができるため、顧客の個人情報がなくても配布することができます。そのため、アンケートやキャンペーン等の参加ハードルを下げることができます。

7.導入が簡単

デジタルインセンティブは、導入が簡単で、すぐに利用することができます。多くの企業がすでにデジタルインセンティブサービスを提供しており、導入コストも比較的低く抑えることができます。


デジタルインセンティブのデメリット

デジタルインセンティブには、以下のデメリットもあります。

1.ITリテラシーの低い人には利用が難しい

デジタルインセンティブを利用するには、スマートフォンやパソコンなどのデバイスが必要であり、インターネット接続も必要です。そのため、ITリテラシーの低い人には利用が難しい場合があります。

2.換金性がない

デジタルインセンティブの中には、換金できないものもあります。換金できないものは、利用できる範囲が限られるため、受け取る側にとってデメリットとなります。

3.悪用される可能性


デジタルインセンティブは、偽造や不正利用される可能性があります。企業は、セキュリティ対策をしっかりと行う必要があります。

デジタルインセンティブは、多くのメリットを持つ一方で、いくつかのデメリットもあります。企業は、メリットとデメリットを理解した上で、デジタルインセンティブを効果的に活用することが重要です。


効果的なデジタルインセンティブの設計

デジタルインセンティブを効果的に活用するためには、目的と目標を明確に設定し、ターゲットオーディエンスに合ったデジタルインセンティブを設計することが重要です。ここでは、効果的な設計のための4つのポイントについて詳しく解説します。


目的と目標の設定

まず、デジタルインセンティブを導入する目的と目標を明確に設定する必要があります。

  • 目的

顧客エンゲージメントの向上、ブランド忠誠心の形成、売上とリピート率の増加など、どのような目的で導入するのかを明確にします。

  • 目標

目的を達成するために、具体的な目標を設定します。

「顧客エンゲージメントを20%向上させる」「ブランド忠誠度を50%向上させる」「売上を10%増加させる」など、数値目標を設定します。


目的と目標を明確にすることで、効果的なデジタルインセンティブの種類や価値を決定することができます。


ターゲットオーディエンスの理解

ターゲットオーディエンスの理解

顧客属性:年齢、性別、職業、地域など、顧客の属性を把握します。

顧客ニーズ:顧客がどのような商品やサービスを求めているのか、どのようなデジタルインセンティブに魅力を感じるのかを把握します。

ターゲットオーディエンスを理解することで、顧客にとって価値のあるデジタルインセンティブを提供することができます。


デジタルインセンティブの種類と価値の決定

目的、目標、ターゲットオーディエンスを踏まえて、適切なデジタルインセンティブの種類と価値を決定します。

デジタルインセンティブの種類:ポイント、クーポン、ギフトコード、ゲーミフィケーション要素など、さまざまな種類のデジタルインセンティブから目的に合ったものを選択します。

デジタルインセンティブの価値:デジタルインセンティブの価値は、顧客にとって魅力的なものでなければなりません。顧客属性やニーズを考慮し、適切な価値を設定します。

デジタルインセンティブの種類と価値を適切に設定することで、顧客のモチベーションを高め、目標達成に貢献することができます。


測定可能なKPIの設定

効果的なデジタルインセンティブプログラムを運営するためには、KPIを設定し、効果を測定することが重要です。

KPI:目的や目標に沿った、測定可能なKPIを設定します。例えば、「顧客エンゲージメント率」「ブランド忠誠度」「売上」「リピート率」など、目標達成度を測定できる指標を設定します。

データ分析:KPIに基づいてデータを分析し、デジタルインセンティブプログラムの効果を測定します。分析結果に基づいて、プログラムを改善していきます。

KPIを設定し、データを分析することで、デジタルインセンティブプログラムの効果を最大限に活かすことができます。

また、上記の4つのポイントに加えて、以下の点も考慮すると、より効果的なデジタルインセンティブ設計が可能になります。

  • インセンティブプログラムの期間を明確にすることで、顧客の購買行動を促進することができます。
  • インセンティブの利用条件を明確にすることで、顧客の理解を促進し、不正利用を防ぐことができます。
  • インセンティブプログラムの内容や利用方法などを顧客にしっかりと伝える必要があります。
  • インセンティブ利用状況などのデータを分析することで、プログラムの効果を測定し、改善することができます。


デジタルインセンティブの成功事例

デジタルインセンティブは、さまざまな業界で活用されています。ここでは、小売業界、サービス業界、IT業界における成功事例をいくつか紹介します。

小売業界

<ポイントシステム>

多くの小売企業がポイントシステムを導入しており、顧客の購買金額に応じてポイントを付与しています。貯まったポイントは、商品やサービスと交換したり、割引券として利用したりすることができます。

<デジタルクーポン>

期間限定の割引クーポンや、特定商品購入時に使えるクーポンなどを配信することで、顧客の購買意欲を高め、売上を増加させています。

<ゲーミフィケーション要素>

顧客の購買行動に応じてゲームの要素を取り入れることで、顧客のエンゲージメントを高め、リピート率向上に貢献しています。

事例)

楽天ポイント:楽天グループが提供するポイントシステム。楽天市場や楽天トラベルなど、楽天グループのさまざまなサービスで利用することができ、多くの顧客を獲得しています。

Amazonクーポン:Amazonが提供するデジタルクーポン。期間限定の割引クーポンや、特定商品購入時に使えるクーポンなどを配信しており、顧客の購買意欲を高めています。

メルカリポイント:メルカリで商品を購入したり、出品したりすることで獲得できるポイント。メルカリ内で商品購入時に利用することができ、リピート率向上に貢献しています。


サービス業界

<ポイントシステム>

航空会社やホテルなどがポイントプログラムを導入しており、顧客の利用金額に応じてポイントを付与しています。貯まったポイントは、航空券や宿泊券と交換したり、マイルとして利用したりすることができます。

<デジタルクーポン>

レストランや美容院などが期間限定の割引クーポンや、特定メニュー利用時に使えるクーポンなどを配信することで、顧客の来店を促進しています。

<ゲーミフィケーション要素>

ランニングアプリやフィットネスアプリなどが、顧客の運動目標達成に応じてポイントやバッジを付与することで、顧客のモチベーションを高め、継続利用を促進しています。

事例)

ANAマイレージクラブ:ANAが提供するマイレージプログラム。ANAの飛行機に乗ることでマイルを獲得することができ、マイルを使って航空券や特典航空券と交換することができます。

ホットペッパーグルメクーポン:ホットペッパーグルメが提供するデジタルクーポン。レストランの予約や来店時に利用することができ、顧客の来店促進に貢献しています。

Pokémon GO:位置情報ゲームアプリ。プレイヤーは、現実世界を歩きながらポケモンを捕まえたり、バトルしたりすることができます。ゲーム内の目標達成に応じてポイントやバッジを獲得することができ、プレイヤーのモチベーションを高めています。


IT業界

<ポイントシステム>

クラウドサービスやソフトウェアなどがポイントプログラムを導入しており、顧客の利用金額に応じてポイントを付与しています。貯まったポイントは、他のサービス利用料金の割引などに利用することができます。

<デジタルクーポン>

オンラインイベントやセミナーの参加費割引クーポンなどを配信することで、顧客の参加を促進しています。

<ゲーミフィケーション要素>

プログラミング学習アプリなどが、学習進捗に応じてポイントやバッジを付与することで、学習者のモチベーションを高め、学習継続を促進しています。

事例)

Microsoft Rewards:Microsoftが提供するポイントプログラム。Microsoft OfficeやWindowsなどのMicrosoft製品を利用することでポイントを獲得することができ、ポイントを使ってギフト券やゲームなどと交換することができます。

AWS Educate:Amazon Web Services(AWS)が提供する無料のオンライン学習プラットフォーム。学習者は、AWS Educateのコースを修了することで、デジタルバッジを獲得できます。デジタルバッジは、学習者のスキルと知識を証明するもので、履歴書やLinkedInプロフィールなどに掲載することができます。

Duolingo:語学学習アプリ。Duolingoで学習すると、経験値 (XP) を獲得できます。XPはレベルアップに必要なポイントで、レベルアップすると新しいスキルやストーリーが開放されます。また、リワードツリーと呼ばれる報酬システムがあり、XPブースト、スキップチケット、コスチュームなどの報酬が用意され、ユーザーがゲーム感覚で学習することで、楽しみながら語学を学ぶことができる仕組みになっています。

デジタルインセンティブを成功させるためには、単にインセンティブを提供するだけではなく、顧客のニーズや行動パターンを理解し、効果的なプログラム設計を行うことが重要です。また、プログラムの効果測定を行い、必要に応じて改善していくことも重要です。


おすすめのデジタルインセンティブサービス

ポイントやデジタルコードなど、さまざまなデジタルインセンティブサービスがありますが、多様なデジタルインセンティブを取り扱っているのが、デジタルギフトサービスです。

おすすめのデジタルギフトサービスをご紹介します。


法人向けデジタルギフトサービス mafin(マフィン)

マフィンでは、少額のコンビニ商品から電子マネー・ギフト券やカタログギフトなど業界最多の1,000種類以上の商品からニーズにフィットするデジタルギフトが選べます。

「選べるギフト」「選べる電子マネー」「もぎり機能」など、キャンペーンに人気のメニューもあり、SNSキャンペーン、オンラインアンケート、インスタントウィン(即時抽選)、メール配信代行などのオプションも提供しています。

また、全国規模でのキャンペーンも一括注文が可能なため、エリアごとに注文する手間などが発生しません。そのほかの特徴は以下の通りです。

  • メッセージカードで送れる
  • 最小ロットなし
  • 最短翌日納品
  • 初期費用
  • 月額固定費用なし

以下の記事ではデジタルギフトサービス10社を解説しています。ぜひこちらも参考にしてください。

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まとめ

デジタルインセンティブは、適切に設計・運用することで、顧客満足度向上、売上拡大などに貢献する強力なツールとなります。

本記事を参考に、ぜひ自社に合ったデジタルインセンティブプログラムを構築し、顧客エンゲージメントの向上、ブランド忠誠心の形成、売上とリピート率の増加など、さまざまな目標達成に役立ててください。

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