【2021年最新版】MAツール10選と比較をご紹介
自社業務の改善や効率化を行いたいと考え、MAツールを導入し始める企業が増えています。多機能なもの、外国製、日本製のものなど色々とありすぎて何がいいか最初は分からないですよね。
今回の記事では、数あるMAツールの中でも10個を比較して皆様にご紹介しようと思います。ぜひ、ツール選びの参考にされてください。
MAツールの簡単な説明と選ぶポイント
MA(Marketing Automation)ツールとは、見込み顧客を獲得して成約するまでのあらゆる業務を自動化するツールのことです。新規顧客を獲得するための育成にかかる業務は地道な作業となり、人の手で行う場合、効率化するには限界があります。その様な時に役立つツールが、MAツールです。
ツールを選ぶ時に確認しておくと良い項目を以下に並べました。
- CRMやSFAツールと連携可能かどうか
- 必要な機能が備わっているかどうか
- 使いやすさが備わっているかどうか
- BtoBやBtoC向けかどうか
- 価格の妥当性
- サポートの充実
ツールはただ導入するのではなく、あらかじめ目的を明確にしておく必要があります。機能や操作性においても高度かどうかではなく、ツールを担当する人が扱いやすいことが何より大切です。
それでは、以下でMAツール10選の比較をご紹介していきます。
MAツールの比較10選
これから、10個のMAツールを比較しながらご紹介します。
1.Aim Star
Aim Starは、高度な分析機能によってOne to Oneマーケティングを得意としています。
フローチャートの見やすいUI画面で、プリセットされたシナリオテンプレートを元にシナリオ設計が簡単です。データベース構築や統計に詳しくない人でも扱うことができます。データの取得から統合、顧客の購買行動から分析・キャンペーンの実行をこのツールだけでこなすことができるので施策の効率化が目指せます。主にBtoC向けで、国産のツールのためサポートも充実していて安心です。
適する業務形態 |
BtoC向け |
対応可能チャネル |
メール、電話、LINE、Web接客、アプリ、DSP、カタログ、DMなど |
主な機能 |
・データ取得、統合 ・100種類以上の分析、ターゲティングテンプレート搭載 ・スコアリング、キャンペーン作成 ・シナリオ設定 ・シナリオ実行~効果検証を自動化 ・機械学習によるデータ抽出 ・レコメンド ・キャンペーン自動制御 ・ABテスト ・コンテンツ作成など |
SFA/CRMとの連携 |
- |
価格 |
要問合せ |
2. SHANON MARKETING PLATFORM
SHANON MARKETING PLATFORMはクラウド型のMAツールで、オフラインマーケティングに対して強みを持っています。そのため、イベント・セミナーの運営管理を行い、効率化やコスト削減を図ることが出来ます。
シナリオ設計や、リードの管理、施策の分析やスコアリングなど、MAツールとしての基本的な機能も備わっているのでBtoB、BtoCどちらでも活用可能です。他社のSFAやCRMツールとの連携もできるので、マーケッターや営業の業務を最大化させるのにも役立ちます。
適する業務形態 |
BtoB、BtoC向け |
対応可能チャネル |
メール、FAXなど |
主な機能 |
・リードがデジタルでもアナログどちらの接点でも一元管理可能 ・見込み客、顧客データベース管理 ・申込フォーム作成、フォームからの申し込み受付管理 ・キャンペーンの企画立案、実行を自動化可能 ・イベント、セミナー管理 ・行動履歴管理 ・誰がこのウェビナーやイベントに参加したかが把握できるウェブパーソナライズ ・名刺デジタル化サービス ・ランディングページ自動作成など |
SFA/CRMとの連携 |
○ |
価格 |
要問合せ |
3. BowNow
BowNowは、導入実績6,000社を越えたMAツールです。
フリープランの場合、期限なく無料で使い続けることができるので初めてMAツールを使う場合におすすめです。ABMテンプレートという、シナリオ設計やスコアリングをテンプレート化したものが搭載され、システムに詳しくない人でも扱いやすいポイントになります。必要に応じて機能を追加することで課金していくシステムなので、将来的に機能を追加したくなっても対応することが可能です。
適する業務形態 |
基本的にBtoB向け |
対応可能チャネル |
メール、電話、DMなど |
主な機能 |
・企業や個人のログ解析(フリープラン) ・条件に合うターゲットの絞り込み(フリープラン) ・ABMテンプレート(フリープラン) ・メール配信 ・Salesforce連携など |
SFA/CRMとの連携 |
○ |
価格 |
・フリープラン:月0円 ・エントリープラン:月5,000円 ・ライトプラン:月20,000円 ・スタンダードプラン:月30,000円 ※2021年8月現在の価格 |
4. Kairos3
低コストで初心者でも扱いやすいMAツールで、SFAとの連携が得意なのが特徴です。
MAツールの基本的な機能を装備しており、操作画面も直感的に使いやすいので必要最低限のもので運用したい場合に役立ちます。また、初心者に優しい点として、導入の手助けやオンライン相談などサポートが充実しているところも魅力です。
適する業務形態 |
BtoB、BtoC向け |
対応可能チャネル |
メール、電話、DMなど |
主な機能 |
・リード管理 ・メール配信 ・フォーム作成 ・リードナーチャリング ・名刺管理アプリ連携 ・シナリオ設計 ・イベント管理 ・ZOOM連携など |
SFA/CRMとの連携 |
○ |
価格 |
初期費用:10,000円 ・月15,000円~120,000円 ※2021年8月現在の価格 |
5. Hubspot
Hubspotは、オールインワンプラットフォームツールです。
MA以外に、CRMやSFAも利用できるので、マーケティングに関わるあらゆる情報を一括管理することができます。MAツールとして役立つMarketing Hubは、シンプルなUIで扱いやすく、コストパフォーマンスが高いところも魅力となります。
開発元が日本ではなくアメリカという部分で、操作画面の言語の言い回しやサポートに対して不安な声も若干あります。しかし、機能面ではとても充実していて、世界中の12万社以上から支持を集めるツールなのでグローバルに対応したツールを使いたい場合にも便利です。無料でも扱うこともできるのですが、メールの配信数が少ないので試しに使ってみる程度で考えると良いでしょう。
適する業務形態 |
BtoB向け |
対応可能チャネル |
メールなど |
主な機能 |
・メール配信 ・コンテンツ作成(ブログ、LP作成(CMS機能)) ・ABテスト ・SEO対策 ・施策の分析 ・顧客管理 ・その他MA、CRM、SFAの基本的な機能など |
SFA/CRMとの連携 |
○ |
価格 |
■無料プランあり ■Marketing Hub ・スタータープラン:月5,400円 ・プロフェッショナルプラン:月9,600円 ・エンタープライズプラン:月384,000円 ※2021年8月現在の価格 |
6. SATORI
SATORIは国産のMAツールで、リード獲得から育成まで力を入れたい場合に役立ちます。
このツールの強みは、実名に限らず匿名のリードにも条件を合わせてアプローチできる所です。また、日本語によるサポートも充実しており、セミナーやユーザー会などで疑問を解消しやすいという魅力があります。直感的に操作できる上に、Webページ、LP、自動メールなどセミナーの運営も一貫して実行可能です。ポップアップやフォーム作成によって問い合わせを増やしたり資料請求のためのページ作成も行えます。
適する業務形態 |
BtoB、BtoC向け |
対応可能チャネル |
メール、広告など |
主な機能 |
・顧客管理、分析 ・Webページ作成 ・LPの作成 ・フォームの作成 ・広告連携 ・メール配信、分析 ・スコアリング ・ポップアップなど |
SFA/CRMとの連携 |
kintone、Sales Cloud、Sansan |
価格 |
初期費用:300,000円 ・基本機能:148,000円 ※従量課金が発生する場合あり ※2021年8月現在の価格 |
7. List Finder
List Finderは、MAツールでは珍しい導入から運用まで無料のコンサルティングを利用できる点が魅力です。セミナーや個別相談会などもあり相談もいつでも可能なので、ツールの運用で不安がある方も安心できます。
MAの基本的な機能を網羅していて、名刺をスキャンしてデータ化するサービスが備わっているのでデータで一元管理がラクに行えます。操作画面はシンプルで初心者でも扱いやすい設計です。ただし、初期費用が10万円と、PV数や顧客データ数に応じて従量課金制という点が少しハードルとなる場合があります。
適する業務形態 |
BtoB向け |
対応可能チャネル |
メールなど |
主な機能 |
・名刺データ化(代行サービス) ・メール配信 ・スコアリング ・企業属性付与 ・アクセス解析 ・フォーム作成 ・セミナーページ作成 ・アプローチ管理など |
SFA/CRMとの連携 |
Sansan、Salesforce |
価格 |
初期費用:100,000円 ・ライトプラン:月39,800円 ・スタンダードプラン:月59,800円 ・プレミアムプラン:月79,800円 ※PV数・顧客データ数の従量課金あり ※2021年8月現在の価格 |
8. Marketo Engage
Marketo EngageはBtoB BtoC問わず、全世界で5000社以上が導入しているアドビ株式会社のMAツールです。高い機能性や自由度を求める場合に適していて、様々なケースに対応することができます。営業との業務連携を上手く行いたい場合にも役立ちます。
海外製である点や多機能を使いこなすのが難しいことから、初心者でも使えますが、どちらかと言えば自由度を求める人に向いているツールです。
適する業務形態 |
BtoB、BtoC向け |
対応可能チャネル |
・メール、SNS、デジタル広告、モバイル、Webなど |
主な機能 |
・リード/アカウント管理、分析 ・メール作成、配信 ・入力フォーム作成 ・LP作成 ・セグメント、スコアリング ・レポート、分析 ・AIによる機械学習機能 ・Webサイトトラッキング ・イベントプログラム ・ナーチャリングプログラムなど |
SFA/CRMとの連携 |
○ |
価格 |
要問合せ |
9. Salesforce Pardot
Salesforce PardotはセールスフォースドットコムのMAツールで、高機能、Salesforce CRMやSFAツールとの連携を得意とします。
顧客のスコア状況に応じたアプローチを行ったり、Salesforce CRMの連携で商談や受注の状況をすぐに確認できます。リード獲得やレポート機能も優れているので、結果に結びついた施策を元に費用対効果を高めたマーケティングが可能です。
適する業務形態 |
BtoB向け |
対応可能チャネル |
メール、SNS、webなど |
主な機能 |
・リード獲得、育成 ・メール作成、配信 ・セグメント ・スコアリング ・メールA/Bテスト ・入力フォーム+ランディングページ作成機能 ・動向追跡 ・レポート ・多変量テストとA/Bテストなど |
SFA/CRMとの連携 |
○ |
価格 |
・Growthプラン:月150,000円 ・Plusプラン:月300,000円 ・Advancedプラン:月480,000円 ・Premiumプラン:月1,800,000円 ※2021年8月現在の価格 |
10. b→dash
B→dashは国産のMAツールで、初心者でもワンストップでデジタルマーケティングに必要な作業が行えるオールインワンツールです。
操作画面もGUIで直感的に操作できて、SQLを使うこと無くデータを編集したり統合することができます。テンプレート数も豊富で、メールやシナリオ、LINE、レコメンドなど業種ごとに対応しつつスムーズに設定することができます。
適する業務形態 |
BtoB、BtoC向け |
対応可能チャネル |
メール/MA、BI、Web接客、CDP、データパレット、LINE、SMS配信、レコメンド、広告連携など |
主な機能 |
・データパレット ・データ統合 ・メール/MA ・Web接客 ・BI ・LINE、広告連携 ・フォーム ・CRMの基本的な機能など |
SFA/CRMとの連携 |
- |
価格 |
要問合せ |
初めてなら無料のツールを試すのがおすすめ
今回ご紹介した中にも無料で導入できるツールがありましたが、それ以外にもMAツールを知るためにフリーのツールを使ってみるのも手だと思います。大体の感覚が分かってきたら、機能を見極めて徐々に導入を進めていくと良いかもしれません。
ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
<引用・参照サイト>